『明け方の若者たち』を観た感想とレビュー、考察まとめ。ネタバレあり。

北村匠海主演の「明け方の若者たち」を観た

感想、印象に残ったシーン、言葉、

レビューをまとめました!

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『明け方の若者たち』のあらすじ

就職先が決まった大学生たちの飲み会に参加した僕(北村匠海)と彼女(黒島結奈)

その飲み会で居心地の悪かった僕は、同じように居心地の悪そうな彼女に目が留まる。

その彼女がお店を出る間際、

携帯をなくしたから電話をかけてほしいと言われて、電話をかけた僕。

すると、すぐ携帯は見つかり、飲み代を僕に託して彼女は先に出て行った。

しばらくして彼女から届いたメッセージから、2人の恋が始まる。

「私と飲んだ方が楽しいかもよ?笑」

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『明け方の若者たち』の予告

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『明け方の若者たち』の感想・ネタバレあり

学生同士のよくある恋愛を描いた作品ものだと想像していましたが、

ちょっと違いました。

内定決定者飲み会で出会った大学生の僕と大学院生の彼女が、

恋に落ちるお話なのですが、なんと彼女は既婚者だったという・・・。

2人の初々しいデートや夜中に走るシーンなどを見て、

大学の頃の恋愛ってこんな感じで楽しかったなぁなんて、

微笑ましく思っていたのに、

まさかの不倫という展開で、

ちょっと冷めたのは事実です。

恋愛以外のお話で言うと、

新社会人になって、研修はまだ半分学生ノリもあって楽しくて、

でも実際に配属された先は、思い描いていた場所と違って・・・みたいな展開は、

自分の経験と重なり、そのギャップわかるよ!と思いました。

程度の差こそあれ、そういう経験をした方は多いのではないでしょうか。

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『明け方の若者たち』の印象に残った言葉

僕の「好き・・・全部好き」

大学生の頃の恋愛は、相手が全てで、大好きで、

自分にもそういう時期があったな~なんて、微笑ましく感じたセリフ。

古賀の「来るべき時が来たってやつか」

彼女から1週間連絡がなく、落ち込んでる僕が、

古賀と二人でバッティングセンターでプレイしている時の古賀の一撃。

これを聞いたときは、恋愛の終わりがやってきたことを指しているのかと思ったが、

実際は、彼女が既婚者で、不倫関係を終わらす時が来たという意味だった。

ここで初めて、彼女と彼の関係が、ただの恋愛関係でないことが明かされるわけだが、

別れ話の彼女の言葉にモヤモヤすることとなる。

彼女の「ごめん、ちゃんとすごく好きだったよ」

別れ話の際に、僕が、「噓でもいいから、少しは好きでいてくれた?」と聞く場面で、

彼女が返した言葉。

それ以前のシーンで、僕が彼女に「好き」って伝えても、

「うん」や「ありがと」しか言わなかった彼女が、

最後の最後で言った「好き」。


なんか、ずるくない?好きでも、あなたには夫という帰る場所があるんですよね?と、

心の中で毒づいた自分がいました。

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明け方の若者たちの印象に残ったシーン

下北沢の舞台

2人が、デートで行った下北沢の小さな劇場。

スーツ姿の社会人たち役が、

「わたしたちは、毎日同じ道を行ったり来たり、行ったり来たりしているだけ」

ぐるぐる回っているシーン。

そして、最後には、それに絶望して命を絶ってしまう。

これからの僕の社会人生活が、毎日同じことの繰り返しになることを示しているのか何なのか、

いかにも舞台っぽいセリフの言い回しで印象に残ったシーンでした。

この社会人も、明け方の若者たちの一人なんでしょうね。

花火

2人が冬に花火をしている場面。

彼女「いつかは終わるんだから、楽しいこと全部やっておかないと。」

僕「やめてよ、社会人になっても青春は続くんだから。」

彼女「なんだってそうじゃん。なんだっていつかは終わるんだよ。」

夢見る彼に対して、妙に現実的な彼女。

すごく違和感があって、引っかかった場面。

2人には名前がない

場面ではないのですが、

終始”僕”と”彼女”で、お互いのことを名前で呼ぶことは最後までなく、

僕目線で過去を振り返る、小説のような映画でした。

実際、原作はカツセマサヒコさんの小説なんですね。

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『明け方の若者たち』は、誰にオススメ?

大学時代にサークルや恋愛に勤しんでいた人

大学時代も楽しくて、引き続きキラキラした社会人生活を送っている人には、

この映画は共感できないかもしれません。

どちらかというと、大学時代はサークルや恋愛で楽しかったけど、

社会人になって現実に直面し、

「こんなはずじゃなかった」

「思ってたんと違う」

と感じている人、または感じたことのある人の方が、共感できると思います。

誰かを好きになったことがある人

誰かを好きになったことがある人は、

自分の中にいる”僕”を思い出すかもしれません。

私自身は、両想いになって楽しく過ごした日々や

失恋をしみじみ思い出しました。

失恋は悲しかったけど、

失恋前のあの時間は、

今思えば、最高に幸せな時間だったなと思います。

私にとっても、あれはマジックアワーだったのかも。

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『明け方の若者たち』のみんなのレビュー

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まとめ

「明け方の若者たち」について、あらすじ、感想、レビューを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

ちょっと意外な部分もありつつも、概ね好感の持てる作品でしたし、

もし20年前の自分に会えるなら、「若者、頑張れよ!」と応援したくなるような映画でした。

以上明け方の若者たちを観た感想とレビュー、考察まとめ。ネタバレあり。」でした!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!












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